CS立体図という地図の世界

query_builder 2026/10/05
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G空間_長野県CS立体図

長野県_CS立体図(G空間情報センター)

地図の話はもういいって? まあまあ、そう言わず。
今回は「CS立体図」を取り上げてみますね。
わが長野県が誇る「長野県林業総合センター」が考案した微地形表現図が「CS立体図」です。
似たものに赤色立体地図(アジア航測株式会社の特許)はNHKの「ブラタモリ」で紹介されることが多かったので、それに近いものですね。
赤色立体地図は地理院地図(左の「標高・土地の凸凹」から「赤色立体地図」を選ぶ)でも見ることができますのでとても手軽で便利です。…が、残念ながらあまり拡大できません。
CS立体図はQGISという無料のGISソフトを利用することで、エグイ拡大まで可能になります。赤色立体地図に比べて利用する場合の著作権に悩まなくてもよいで助かります。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「CC-BY」ですから、ライセンス表示さえすれば自由に利用・公開できます。
もちろん、世の中にはいろいろな立体図表現の方法が提案されていますが、利用の自由度と同じ長野県ということもあり、今回はCS立体図です。

利用方法は「G空間情報センター」(一般社団法人 社会基盤情報流通推進協議会)で長野県_CS立体図を探し、表示したい市町村(旧市町村区分になっていました)の位置情報付き画像ファイル(TIFF)をダウンロードして、QGISで表示するだけです。画像形式のTIFF形式だからって、そのまま画像表示しても真っ黒ですよ。

それでは赤笹沢周辺を見てみましょう。
林道だけではなく、人が歩けるだけの山道(法華道)もジグザグ見えるではありませんか!


図:CS立体図@長野県林業センターCC-BY


写真:Googleマップでの同じ位置の航空写真

平面(2D)で立体(3D)を表現するのは次元を一つ落とすことなので、情報量が薄くなる方向ですよね。地表のデータになっているというのもあると思うのですが、これが不思議と3Dモデルを画面でグリグリ動かすよりも直感的に地形の凸凹がわかりやすいのです。
作成方法の概要も公開されています。細部の調整はよくわかりませんが、XYZ(平面位置と標高)のデータがあれば、標高・傾斜角・曲率を使い、
・標高(白―黒)0%
・曲率(白―紺)50%
・傾斜(白―茶)50%
・曲率(赤―黄―青)50%
・傾斜(白―黒)50%
で重ね合わせることでできるようです。
計算前のデータの平滑化や色調・透過率の調整で完成度合いが違ってくるので完全再現ができませんでしたが、プログラミング言語Pythonで作ってみたのが下の図です。
細部はもう少し追い込まないといけませんが、まあまあな感じですよね。

図:池田建設での作成図(CS立体図@長野県林業センターCC-BY)

□ 関連・参考URL
〇 長野県 林業総合センター
〇 G空間情報センター(一般社団法人 社会基盤情報流通推進協議会)
〇 妥協のない地理空間情報 QGIS
 

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