春近発電所 大規模改修 安全祈願祭・起工式を行いました
令和4年9月13日に「春近発電所 大規模改修」安全祈願祭・起工式を行いました。
県企業局は春近発電所(伊那市東春近)の大規模改修を11月から行う。発電機械の更新による出力増強や強靱化に加え、災害時の一般向け非常用電源に使う小水力発電施設、水力発電を学ぶ展示施設なども備えて住民に開かれた地域連携型の発電所として整備する。運転再開は2025年4月から。13日には起工式が現地で営まれ、関係者が安全無事な完成を願った。
池田建設株式会社では、発電所周辺の道路改修工事等を行っている。
春近発電所は三峰川総合開発事業の一環として建設され、1958年に運転を開始。最大出力は2万3600キロワットで、県企業局の発電所では最大となる。高遠ダムからトンネル(約10.6キロ)を引き、150メートルほどの落差を活用して発電している。
改修によって2台ある発電機など機械を取り換え、最大出力を2万5300キロワットに増強。約4000世帯分の電力を新たに賄う。建屋の外観は周囲の自然と調和したデザインにする計画。自然エネルギー固定価格買い取り制度(FIT制度)を活用する。
小水力発電施設は災害時の非常用電源として一般に利用してもらう。最大出力は180キロワット。展示施設には実物の水車などを置き、子どもたちが水力発電の仕組みを学べるようにする。2階建てで機械の様子が分かりやすいようにガラス張りにするという。さらに23年9月からは春近発電所に水を送る高遠ダムで洪水吐ゲートを強靭化する改修工事も行う計画。運転は26年からを予定している。
安全祈願祭を執り行い、続く起工式では伊那西高校書道クラブが記念のパフォーマンスを披露。恵みの雨で地域が潤うように―などの願いを込めた「慈雨」を真っ白な紙に大きくしたためた。
須藤俊一県企業局長は「新たな時代に合わせて生まれ変わるための大規模改修。これまで以上に多くの方に末永く親しまれ、地域に無くてはならない発電所を目指して誠心誠意取り組む」とした。
今後より一層、安全安心なサービスが提供できますよう尽力してまいります。
※長野日報掲載記事:参照 http://www.nagano-np.co.jp/articles/98768
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