~ 植物のよい子・わるい子? ~
現場に行く途中、癒される光景とがっかりする光景があります。
それは、植物の花がその原因となるときもあります。
上の写真はどちらに感じますか?
近ごろ、勢力を拡大している「オオハンゴンソウ」はがっかりの1つ。
環境省が特定外来生物に指定するキク科の植物ですが、見た目はさわやかな黄色できれいです。
ルドベキアという名前でも知られる北アメリカ原産の植物ですが、自然豊かな渓谷部、山奥の集落にも普通に見られるようになってきました。
群生しているところでは地下茎を巡らしているので、引き抜こうにも根のあたりでポキッと折れてしまい、根絶が難しい植物です。
いっぽう、癒される植物にナデシコ科の「フシグロセンノウ」があります。
さきほどのオオハンゴウソウと同じ場所に、珍しく群生して咲いていました。
朱色というかさわやかなオレンジ色で、運転していてふと道端に咲く鮮やかな花が目に入るとうれしくなります。
お盆のころに咲くので、キキョウなどといっしょに「盆花」としてお墓に備える地方もあるようです。長野県でも古くは里山の「盆花採り」が行事として行われていたようですが、その風習も衰退するのとともに、キキョウもフシグロセンノウも身近な環境から姿を消しつつあります。
この場所もオオハンゴウソウに生育環境を奪われてしまわないか、心配しています。
池田建設では、「長野県SDGs推進企業」や「エコアクション21」といった環境経営にも真剣に取り組んでいます。
□ 関連・参考URL
https://www.pref.nagano.lg.jp/sansei/tourokuseido.html
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list/L-syo-03.html
浦山佳恵・須賀 丈・畑中健一郎(長野県環境保全研究所)・連 美綺(国立環境研究所)
https://www.biodic.go.jp/relatedinst/23rd/P09.pdf
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