~ 土木のこころ ~
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2024/01/12
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写真:信濃川 大河津分水資料館と補修工事竣工記念碑(青山 士)
土木技術者のビッグネームのひとりとして「青山 士(あきら)」を挙げることに不満を抱く人はいないと思います。
青山はパナマ運河の建設に携わった唯一の日本人で、昭和初期の信濃川 大河津分水路の改修工事でも手腕を発揮しました。
信濃川大河津資料館の近くにある補修工事竣工記念碑は、その2行の言葉によってあまりにも有名です。
「萬象ニ天意ヲ覚ル者ハ幸ナリ」「人類ノ為メ國ノ為メ」
写真の左下の白い石碑の川側面とその背面にエスペラント語とともに、それぞれが記されています。
よくみると、一方にはウサギがもちをついているように、もう一方には脚が3本ある鳥(ヤタガラス)が羽ばたくようなイラスト模様が背後に描かれているのが愛らしい。
「萬象ニ天意ヲ覚ル者ハ幸ナリ」
「人類ノ為メ國ノ為メ」
青山とこの碑に関する多くの情報は書籍やインターネットにも掲載されているので、ここで紹介するのも何ですが、私も先日この碑を初めて訪ねて心が震えました。
有名な2行の言葉について青山は多くを語らなかったといいますが、多くの土木技術者の心をとらえて離しません。
後年、土木学会のアンケートで71歳となった青山は「今年やりたいと思うこと、やって欲しいと思うこと」に対して、
「土木技術に対する認識と尊重と協力とをより広く社会に呼懸け求めて、人類福祉の増進に尽されん様に、又自らも尽したいと存じます」
と答えたとあり、碑に刻まれた言葉の一部を説明したかのように思います。
現在も続く大河津分水の工事が行われているこの地を、一度訪れてはいかがでしょうか。
□ 参考となるインターネット上の情報
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