~ これからの天竜川の治水 ~

query_builder 2024/01/26
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2000年間の気温

図:AR6で示された世界の平均気温(気象庁HPより)


最近の雨の降り方や気温の様子が変わってきたと。私たちが体で感じている一方、報道でも多く報道されていますね。

その原因は温室ガス効果による地球温暖化の影響でしょう。


IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のAR6(第6次評価サイクルの報告書)では

●世界平均気温は、少なくとも過去2000年間にわたって経験したことのない速度で上昇しています

●人間活動によって温室効果ガスの濃度が増加していることは疑う余地がありません

●大気、海洋、雪氷圏及び生物圏において、広範囲かつ急速な変化が現れています

とあります。


国土交通省ではこの急速な変化に対して「気候変動の影響による降雨量の増大、海面水位の上昇などを考慮すると現在の計画の整備完了時点では、実質的な安全度が確保できないおそれ」があるとして、河川整備基本方針を「治水計画を、過去の降雨実績に基づく計画から気候変動による降雨量の増加などを考慮した計画に見直し」と今までの発想を大きく転換し、気温2℃に抑えたとしても降雨量が1.1倍になるとの試算で計画の見直しを始めています。


少し難しい話になりましたが、天竜川水系も全国の最も早い見直しグループとして、将来計画の基本方針の変更を終えて、今後の具体的な整備メニュー(整備計画)の改訂検討を進めているようです。

昨年(2023年)12月18日に「天竜川水系流域委員会」が開催され、Webで傍聴しました。

いよいよ具体的な議論が始まるという感じで、流域委員会も熱を帯びてきた印象です。

地域の産業に必要な水利用、私たちの生活の中での河川自然環境、そして安全・安心な社会基盤としての水防災、その計画の大きな変更がされるのです。


池田建設株式会社が加盟する「NPO法人 天竜川ゆめ会議」と市民団体「三峰川みらい会議」の代表も委員会に参加しています。

その議論を見守っていきたいと思います。


図:気候変動に伴う降雨量変化倍率(国土交通省)


□ 参考となるインターネット上の情報

天竜川水系流域委員会 資料(国土交通省 天竜川上流河川事務所)

天竜川水系に新規ダムも検討、治水対策の選択肢に 国交省(信濃毎日新聞社)

IPCC第6次評価報告書(AR6)(気象庁)

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