お魚も喜ぶ護岸=石張り!?

query_builder 2025/03/28
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N3140001

 東伊那地区護岸工事では、3月中旬から石張り護岸の施工を行っています。

 石張り護岸とは、石を積み上げて作られた護岸のことです。本工事で行われている石張りは「矢羽積み」と呼ばれ、下の写真のように石を斜め交互に重ねて積む方法で天竜川の護岸工事では幅広く用いられています。    


 このような石張りには熟練した石工(いしく)職人が携わりますが、近年では就業者が減少しています。池田建設では、丁寧な職人による美しい石張り護岸にこだわっています。安全性の向上とともに、自然な景観に馴染むような自然石による護岸が天竜川には同じくらい大切だと考えています。弊社の工事では数少ない職人の方々に携わっていただきました。    


 石張りの作り方ですが、コンクリートを打設しながら石同士が噛み合うように置いていきます。コンクリートと石が綺麗になじむように刷毛を使って施工していく工程を一段ずつ繰り返していくことで美しい石張り護岸になります。手間暇がかかる工程を踏むことで景観になじんだ護岸が生まれます。摩耗に強い自然石を使用するため耐久性が高く、苔や微生物が付着しやすいため生態系を守ることもできます。まさにお魚も喜ぶ護岸ではないでしょうか。



 このような環境保護の動きは建設業界全体でも多くみられ、GX(グリーントランスフォーメーション)を推進するツールや技術があります。本工事を施工する前には、当工事の施工範囲内で釣りを楽しむ方もいらっしゃいました。工事が完了するあかつきには、地域を守る安全性が高くなった護岸に、また釣り人が訪れる場所となるように施工を進めていきます。

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