～ 気候変動と私たちの住まい方 ～ | ブログ | 伊那市の建設会社は池田建設株式会社

図： 「日本の気候変動2020」概要版（文部科学省・気象庁）

少し前のブログ投稿で、「これからの天竜川の治水」と題して気候変動と河川の計画についてお話をしています。
気候変動とその影響、原因、対応については、IPCC（気候変動に関する政府間パネル）の科学的な報告とは別に、世の中には色々な分析や意見があるようです。

現状で地球温暖化が進行しているのは事実です。
それには人間起源の温室効果ガスが一定程度寄与していることを認めた上で、温室効果ガス削減のための施策や措置の内容とその強度については様々な議論があります。

そのひとつに「地球温暖化は進むだろうが、負の影響のみを大きく取り上げているだけではないか」という批判があります。
現在の温暖化は人類が経験してきた地球規模の気温の変化の範囲内だとか、寒冷化よりも温暖化のほうが人類の生命維持のためには有利だとか。
さらに、化石燃料の枯渇問題もからめてくると、整理されない情報に満ち溢れているようにも思います。

しかし、世界の平均気温が急激に高い方向に向かっているのは事実ですし、それによって日本では一度に降る雨の量やその頻度が高くなるのも確からしそうです。
化石燃料の枯渇がまだ先だとしても、今後の採掘はコストのかかる場所や方法に移行し、それに伴い燃料価格も上昇していくでしょう。
今を生きる私たちは、生活環境が大きく変わることを望んではいませんから、少なくともその変化を穏やかにするための色々な行動は必要だと思いませんか。

池田建設株式会社では、住みやすいうえでの環境性能のよい住宅建設・リフォーム、災害に強い地域を守るための施設建設などに積極的に取り組んでいます。
各種補助金・助成金などが利用できる場合もありますので、お気軽にご相談ください。（信州版「住宅すごろく」でも検索できます）

□ 参考となるインターネット上の情報

〇信州を住みこなす 信州版 住宅すごろく（長野県）

〇建築物省エネ法のページ（国土交通省）
〇日本の気候変動2020 —大気と陸・海洋に関する観測・予測評価報告書—（文部科学省・気象庁）
〇大雨の発生頻度に関する評価について（気象庁）