【完成工事】三峰川の最奥地での工事に挑んだ(小瀬戸第2砂防堰堤)
完成写真
「天竜川水系小瀬戸第2砂防堰堤改築工事」の現場が完成しました。あとは、書類を残すのみです。 以前ブログでも紹介させていただいていた現場です。過去の記事を読みたい方は下のリンクから閲覧できます。
去年12月までの冬の気温は例年に比べて暖かかったものの、標高の高い現場では平地よりもはるかに寒い中で施工が行われていました。
施工内容は、護岸のコンクリート打設です。
冬季のコンクリート打設にあたり、小瀬戸第二は現場までの距離が遠いこと、気温が低いこと、雪が予想されることなどで品質維持に苦労が予想されました。
そのため、当初から来年(2024年)1月までには打設完了を目指す目標で現場一丸となって取り組み、予定通り打設を終えることができました。
建設DX技術の活用で迅速な施工ができた今回の工事は、現場サイドでも大きくメリットを実感できる工事になったようです。
現場作業員の中にはICT施工を初めて経験した方もおり、非常に楽で便利だという声が上がりました。
今までの施工だと、掘削する前に丁張※1をかける作業があります。
そのため、重機の運転手(オペレーター)は丁張掛けを待機する必要がありました。
小瀬戸第2の護岸の掘削作業に置き換えてみると、約6mの高さの護岸に対し人の手で丁張をかけるということになります。
大変な作業になることはもちろんですが、安全対策を含めると丁張作業だけで作業日数を取られてしまいます。
それがICT施工に置き換わると丁張を待たなくても掘削でき、効率的で待ち時間がないことも現場で高評価となりました。
現場のDX化で作業効率化と安全対策を同時に進め、これからも皆さんの生活の基盤を支える施工を続けていきます。
※1 丁張
建設工事の前段階に行う位置出し作業のことです。配置、高さ、水平、直角を正確に出すために基準となる仮設物を木材などで造ります。実際の作業にあたる重機の運転手、作業員は丁張を目印にして作業を行います。「丁張」は土木工事で使われることが多い用語で、建築工事では、「遣り方」や「水盛り」とも言われている作業です。
〇小瀬戸第2堰堤の過去の記事はこちら
■ 施工状況報告(三峰川小瀬戸第2堰堤改築工事)
https://ikeda17.com/blog/20230622-2175/
■ 建設DXに挑む(小瀬戸第2砂防堰堤)
https://ikeda17.com/blog/20231207-2314/
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