建設業の業務効率化とは?

query_builder 2024/09/20
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 建設会社のイメージと言えば3Kきつい・汚い・危険)が有名になっていますが、

現在では建設業界全体で新3K給料が良い・休暇が取れる・希望が持てる)へ変えていこうという取り組みが行われています。


 新3Kを目指していくためには業務効率化が欠かせない要素になっていますが、建設業界が遅れをとっている原因はそこにあります。屋外の仕事であり、技術継承の方法が難しい職業であるため、3Kのイメージは変わらないままでした。

 しかし、そんな建設業界にも国土交通省が主導してi-construction(アイ‐コンストラクション)の推進が2016年から活発に行われてきました。業務効率化を行ったことで技術継承が行いやすくなりました。


 ここで、弊社が行っている業務効率化の事例をご紹介します。

クラウドの活用

ブログ)クラウド連携

 土木を中心に使用されているものがクラウドサービスです。

 現場管理の一環である工事写真をクラウド連携したスマートフォンやタブレット端末で撮影することで、自動で写真管理が行えます。


 工事現場の責任者である現場代理人の仕事の大部分を占めているものは、現場業務よりも書類業務だといわれています。この書類作業は就業時間内で終了しない場合が多く、業務負担が大きいことが現実ですが、クラウドサービスを用いることにより、業務負担を大きく削減することができています。

会議をZOOM配信

ZOOMロゴ

 池田建設は月一回、社員全員で全体会議をしています。

 以前は決められた日に全員で本社に集まるようになっていました。


 そんな中でZOOMがより多くの人に使われる要因ともなった、新型コロナウイルスの流行によって弊社もZOOMで会議を行うことになりました。  


 ZOOMを使用したことにより、遠隔地の現場を抱える代理人も本社へ足を運ぶ必要がなくなったことで移動の負担が減り、時間を有効的に活用できるようになりました。また、ZOOMの録画機能や文字起こしを活用することによって議事録の作成も負担なく行えるようになりました。

現場を生中継

ブログ)ネットワークカメラ

 現場代理人は基本的に一人で現場管理を行いますが、遠隔地の工事であったり施工時期が台風の動きが活発な時期にあたってしまうと、現場から離れらない場合があります。


 これらの状況が繰り返されると残業や休日出勤が当たり前になってしまい、3Kの内の「きつい」に該当します。  

 現場をカメラで監視するネットワークカメラのサービスを活用すると離れていても現場の状況を確認できます。ネットワークカメラはネット環境が整っていれば設置できます。弊社でも所有しているStarlinkと組み合わせれば山間部の現場でも監視ができます。


Starlink


 ネットワークカメラはパソコンのみならずスマートフォンでも利用できますし過去の映像にさかのぼることも可能です。責任者不在の状況であってもカメラが設置してあるため不安全行動の抑制につながった現場があります。

建設DXの推進

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 建設DX(デジタルトランスフォーメーション)はデジタル化によって建設業界全体の 仕事のプロセスごと変革・効率化することを目指し、業務をデジタル化することです。

 ご紹介してきた3点は建設DXの取り組みの一つであるといえます。


 デジタル化が進む一方でデジタルが苦手な人もいますが、弊社では総務部と技術部のバックオフィスが現場を支援して社内のデジタル化を推進しています。  

 またi-constructionが公共工事を中心に使用されることが多くなりました。

 池田建設ではICT化に対応するため専門部署を立ち上げています。自社で工事現場の三次元化を行うことにより、現場の業務効率化や技術継承に力を入れています。  


 さて、建設DXが推進されていく中で、ICTに関連した様々な製品が開発されています。  

 例えば、現在施工中の美和ダム流木処理災害復旧工事では、集積した流木の数量を計測する必要があり、今までは自社の技術でドローンを用いたUAV計測を行い、帰社してから点群を生成し土量計測を専用のソフトで行っていました。

 日立建機株式会社様の勧めでSolution Linkage surveyを用いたスマートフォンで手軽に土量計測ができる商品を利用することで省力化や様々な業務効率化ができています。  


 導入の経緯や導入の効果の詳細情報は日立建機株式会社様のSolution Linkage survey導入事例に弊社の現場が掲載されましたので、ご参考になれば幸いです。


        日立建機株式会社 Solution Linkage survey導入事例の様子


 4点の業務効率化事例をご紹介しましたが、少しでも新3Kのイメージが浸透し、建設業界が明るく発展するよう日々邁進してまいります。

 工事の際にはご迷惑をお掛けする部分があるかと思いますが、何卒よろしくお願い致します。

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