【完成工事】天竜川東伊那地区護岸工事
昨年10月9日に着手した「令和6年度 天竜川東伊那地区護岸工事」が5月30日をもって、完成となりました。
工事は仮締切を設置して締切内の水の排水を行いながら、護岸基礎工、法覆護岸工、根固め工を施工しました。
池田建設のブログでも多くの特集をさせてもらった工事でもあります。詳しくは下記URLより参照ください。
○東伊那を特集したブログ○
現場のさくら2025
トップ画像は本工事の完成写真になりますが、現場は施工する前と何が違っているのかわからないと思います。施工した護岸や設置したブロックは埋め戻した天竜川の地中・水中にあります。
埋戻し前の現場写真はこちらです。
画像:埋戻し前(下流側)
画像:埋戻し前(上流側)
通常の護岸工事はブロックをすべて据え置いたあとに埋戻しを行います。
しかし、東伊那地区護岸工事の場合は施工範囲に距離があります。このことから、下流側にブロックが置き終わった後、下流側だけ埋戻しました。下流側を埋め戻している間に上流側のブロックの設置が終わっているというような段取りを取ったことで、工期の短縮に加えて、重機械と人の作業場所が近づきすぎないように安全の工夫を凝らすことができました。
複雑な工程も現場関係者と円滑な意思疎通が図れるように、3次元モデルを使って説明しました。
これまでの池田建設の3次元モデルの使い方としては、イメージアップ看板や施工範囲内での重機械の作業イメージに使われてきました。実際の施工ステップを3次元モデルで表現することで、より活用の幅が広がりました。
これらのBIM/CIM活用やICT施工のサポートに携わった新しい職域が「建設ディレクター」です。
弊社は2024年に建設ディレクターに任命された女性社員がICT活用を中心に現場をサポートしました。「建設ディレクター」は現場サイドが抱える業務量の多さなどの問題から、ITとコミュニケーションで現場とオフィスを繋ぎ、働き方改革を進める職域として設立されました。
東伊那地区護岸工事では現場施工に集中する環境を作るために、外注することなく自社の建設ディレクターがUAV測量や点群作成~モデル作成までのICT作業を行いました。
メンバーそれぞれが全く違う立場であるため、コミュニケーションのすれ違いなどが度々ありました。そんなすれ違いも全員でお互いの立場を理解し「無事に竣工する」目標に一丸となって取り組みました。その結果、効率よく無事故で竣工でき、土木工事のICT内製化に自信を深めることもできました。
工事を終えた現在、これからの課題を見直し、社内の働き方改革と技術革新に努力します。
本工事にご協力いただいた皆様及び、ご理解いただいた近隣の方々に心より感謝申し上げます。
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